遺伝子治療薬

遺伝子治療薬とは

がんをアポトーシスへ導くことを目的とした治療薬です

遺伝子治療薬とは、がんの無限増殖を抑えて、アポトーシス(増殖するがん細胞を死滅させる)へ導くことを目的とした治療薬です。がんは遺伝子異常が積み重なって起こる遺伝子異常ですが、遺伝子治療薬では、正常に働かないがん抑制遺伝子の代わりに、正常に機能する遺伝子を導入することで、細胞質内でがんを抑制するのに必要なタンパク質を生成させます。

現在、遺伝子治療薬は、がんに対する新しい治療方法として注目されていて、正常な細胞に悪影響を与えずに、全身のがん細胞に対して効果を発揮します。大阪・西梅田の堂島ライフケアクリニックでは、「p53」「p16」「PTEN」「CDC6shRNA」「TRAIL」などの遺伝子治療薬を取り扱っていますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

遺伝治療薬の特徴

効果が現れるまでの期間が短い

遺伝治療薬の特徴として、効果が現れるまでの期間が2~3週間程度と短いことが挙げられます。

耐性がほとんどない

遺伝子治療薬は、耐性(治療が効かなくなること)がほとんどないとされています。

副作用がほとんどない

遺伝子治療薬は副作用がほとんどなく、点滴・注射で治療するので、傷跡も残りません。

免疫力が低下していても治療可能

遺伝子治療薬は、抗がん剤や放射線治療などで免疫力が低下していても、使用することが可能です。

入院の必要がなく、通院のみで治療可能

遺伝子治療薬では、入院の必要がなく、通院のみで治療することが可能です。麻酔も使用しませんので、体力が低下している方でも受けられます。

遺伝子治療薬の種類

p53

p53とは、正常な細胞に存在する最も重要ながん抑制遺伝子の1つです。細胞ががん化した際に、アポトーシスへ導く働きがあります。

p16

p16とは、細胞の老化に関係したがん抑制遺伝子です。細胞の異常な繁殖を防止して、がんの発生を予防する働きがあります。そのほか、他のがん抑制遺伝子が、正常に機能するための体内環境を整える作用もあります。

PTEN

PTENとは、p53と同様に、重要ながん抑制遺伝子の1つです。がん細胞の増殖を抑える働きがあります。

CDC6shRNA

CDC6shRNAとは、がん細胞の増殖の原因となる細胞分裂を増進するCDC6を、RNA干渉を利用して抑制するものです。P53などのがん抑制遺伝子が、正常に機能するための内環境を整える作用もあります。

TRAIL

TRAILとは、がん細胞をアポトーシスへ導くサイトカインです。正常な細胞には作用をおよばさないため、副作用の少ないがん治療が可能となります。

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