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2014.06.09

学会探訪記 その2

日本抗加齢医学会

低血糖症と糖質制限についてです。

1,糖質の過剰摂取

クリニックの患者さんでもいらっしゃいますが、甘い物が大好きで

ケーキやお菓子をたくさん食べてしまう、あるいは、白いお米や

白いパンが大好きで、毎回毎回にたくさん食べてしまう方がいます。

美味しくてやめられないと、笑っておっしゃいますが、

そのために血糖値が急激にupdownして、眠さ、だるさ、その他

目眩や脱力、冷え性など様々な症状を訴えます。

しかし、

本人はその症状がまさか自分の食べた甘い物、糖質が原因だとは

全く気づかずにいます。

2. VitB群や亜鉛等の栄養不足

ケーキやスナック菓子、コーラなどの炭酸飲料は、

カロリーはあっても栄養のない食材です。

栄養が無いばかりか、保存剤や着色料など

腸の機能にとって好ましくないものも多く入っています。

また糖質を分解しエネルギーを得る過程はVitBやCを大量に消費し、

VitBなどの栄養素の補給が少なければ、やがてタンパク合成や

エネルギー産生に影響します。これにより、糖原性アミノ酸

からの糖新生がうまくゆかなくなり、肝臓での低血糖補正が

十分機能しない状態になるのです。

いわゆる 機能性低血糖 です。

3.糖質制限

このような方達は、5時間血糖を測定してみましょう。

インスリンと血糖の関係から、ご自身の症状との関連性が

明らかになるはずです。

もしそのような症状が低血糖と関連性がある場合は、

糖質制限にる血糖コントロールを行います。場合によっては

αグルコシダーゼ阻害薬などを併用する場合もあります。

食事の取り方も色々工夫が必要です。ですから糖質制限を

よく理解しないで行うと、トータルカロリー不足やタンパク不足

を合併します。糖質制限は、治療を良く知っている医師とともに

行って下さい。

体がだるい事から、うつ病と診断され、抗うつ剤を服用する事になり

さらに症状がひどくなってしまう方もいらっしゃいます。

もし、ご自身の症状でご心配な事がありましたら、是非一度

お近くの分子整合栄養医学を理解した医師にご相談下さい。

一般の方も、もし機能性低血糖のお勉強したい方がいらしたら、

日本メディカルサプリメント協会のHPを覗いてみて下さい。

http://www.npo-jmsa.com/?eid=1151014

                         foot院長 拝

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