クリニックBLOG

2016年1月11日 月曜日

腸内洗浄,およびコーヒー浣腸 について




みなさん
明けましておめでとうございます.
と云うには,随分と日も過ぎましたが
いかがお過ごしですか.



更新が少し遅くなりましたが,前回に続いて,
3回目の話題
コーヒー浣腸 そして 
当院で,治療法のひとつとして取り入れてます
腸内洗浄についてです.
少々,おつきあいください.



<腸内洗浄>


歴史は古く,エジプトの時代から記載があります.
もちろん,今のような洗浄法ではありませんが,
様々な方法で浣腸が治療として用いられてきました.



また,17世紀の中世フランスでは「浣腸の時代」
言われるほど,浣腸が日常的に行われていたようです.
太陽王ルイ14世はその生涯に2000回を超える浣腸を
行っていたとのこと.
ただ,浣腸であり腸内洗浄と呼ぶにはどうなのかと....



現在のような形態の腸内洗浄は 
20世紀の終わりになり発達し,1989年に 
International Association for Colon Hydrotherapyが
設立されていますが,
現在アメリカでは1年間に数十万件行われています.



塩素や雑菌をフィルターで除去した38度ぐらいの
ごく普通のぬるま湯を お尻から入れたり出したりを

り返し,合計40リットル程度用いて行う治療です.
コロンハイドロセラピーとも云います.
ドイツやロシア,アメリカを中心に そしてアジアでも
一般のクリニック,病院などで行われています.



では,コーヒー浣腸はどうでしょう.


元々結核治療医であったマックス・ゲルソン博士が
がん治療の栄養療法として自らの名を冠した
ゲルソン療法の一部として行われてきました.



コーヒー浣腸はせいぜい1〜2L 程度ですので,
その洗浄量から言っても,当クリニックの腸内洗浄とは
全く異なります.ただ,長年にわたり行われていることを
考えると,なんらかの効果があるのだろうと思うのです.
効果のないものであれば,

疾うの昔に廃れているはずです.



では,なぜ効果があるのか.
これはあくまで私の個人的な推論ですが,

浣腸によって,宿便や未消化の食物残渣を
排出するばかりでなく,コーヒーの栄養素である
コーヒーポリフェノールが
腸内細菌の善玉菌などの栄養となり

腸内環境を改善させるのではないかと推察します.



少し話が逸れますが,腸内細菌の研究で,
ヒトのポリフェノール摂取の効果が,
これまでとは違う側面から報告されています.



これまでは,ポリフェノールは人のための
抗酸化物質として捉えられていますが,
実は
腸内細菌がポリフェノールを
必要としている

というものです.
これについては,近いうちにまたブログしますが,
コーヒー浣腸の効果もここにあるかもしれません.
今の所,あくまで,「かも」ですが.



コーヒーを腸内に入れるなど,どうかしているなんて
云う医師もいるかもしれませんが頭が固すぎます.
保険診療しかしない,弊害かなとも思います.
いまは,
大真面目に便移植を論じる時代です.
コーヒー浣腸をポリフェノール投与
という点から学術的に論じてみても良いのでは
ないかと考えます.
コーヒー浣腸による弊害が報告されていますが,
だからこそ適応や方法をしっかりと確立し
安全に行えるように指導する組織が必要でしょう,
あくまで,論理的に,学術的にです.



当院では今の所コーヒー浣腸は行う予定はありません,
それ以上に,当院で行う腸内洗浄,
コロンハイドロセラピーが有効と考えるからです.
現在データを集めている最中ですが,
大腸の洗浄を数回続けて施行すると,
花粉症やアトピーなどのアレルギー症状が改善し
抗アレルギー剤を全く必要としなくなったり,
なかなか改善しない肌荒れのトラブルが治癒したりと
効果を認めるのです.



当然便秘がひどくて便秘薬が手放せない人も
腸内洗浄と補助療法を併用すれば
すこしづつ,乳酸菌やビフィズス菌が増えて
分泌される乳酸や酢酸の効果で腸蠕動が改善し
便秘も改善されます.
一度に全て解決するわけではありませんが,
この治療にリピーターも多いことを考えると
効果は確実にあると思われます.



治療の適応には配慮する必要はあります.
が,便秘,アレルギー・アトピー以外に,
II型糖尿病やメタボの方の血糖値改善,
副腎疲労の方の症状改善などの一助にしています.
腸内洗浄でカンジダなどの悪玉菌を物理的に減らして,

そこへB.longum と breveのプロバイオティクスや
水溶性食物繊維,粘膜栄養素のグルタミン,ポリフェノール,
などなど,工夫をして投与し,効果を上げています.



もちろんこれらは,まだ十分なエビデンスは得られて
いませんが,これから研究会で協力して明らかに
して行きたいと考えています.



保険診療の枠に縛られずに,
自分の頭で考え工夫する.
未知のものを,
ハナから否定するのではなく,
ちょっと立ち止まって考えて見る姿勢は,
大切なのではないでしょうか.



エビデンスの無い治療ではなく
まだ明らかにされていない治療と考えると
私たちの周りには,
案外,宝物がたくさん転がっているのでは,と思います.



腸内環境改善と腸内洗浄のことなら

大阪市北区の堂島ライフケアクリニックです


                          foot院長 拝


投稿者 堂島ライフケアクリニック

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