クリニックBLOG

2015年12月 3日 木曜日

いま,話題のカフェコロンと,腸内洗浄 について

みなさん こんにちは
院長のさとうです.


医薬品販売会社の元社長さんらが逮捕され,
話題になっています.本日から3日間このことについて
久しぶりのブログ更新したいと思います.





12月3日朝の情報番組「スッキリ」のなかで
報道されていました

東京都内の医薬品販売会社
「ディーセントワーク株式会社」
の元社長さんら3人が,改正薬事法の許可の無い,
未承認のコーヒー浣腸セット「カフェコロン」を,
医薬的な効能効果を宣伝して販売した事により
逮捕されたようです.

その番組の中で気になったのは,
コーヒー浣腸や腸内洗浄がエビデンスのない
危険な治療だと,
いつもの女医やその他のコメンテーターといった連中が,
もの知り顔で批判し,
だからやめましょうとコメントしていたことでした.

腸内洗浄を治療として行っている私としては,
聞き捨てならない内容も含んでいましたので,
今回の件を.
1.改正薬事法違反
2.
エビデンスのない治療
3.腸内洗浄,コーヒー浣腸
という3つの点から考えてみます.

1.改正薬事法違反
成長戦略に関する法律として、革新的な医療機器や
再生医療の実用化の推進をはかる目的で薬事法が改正され,
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の
確保等に関する法律」,なんて長い名前がついていますが,

すなわち医薬品医療機器等法が
昨年の平成26年11月25日に施行されました。
これを改正薬事法といいます.

医薬品,医薬部外品,化粧品,医療器機,
体外診断用医薬品の規制に加えて,
再生医療製品(免疫細胞治療や肌細胞移植の細胞)も
規制の対象になりました.

ちなみに,私達のクリニックでも治療の
承認を得るための手続きをすすめて戴き,
上記細胞を用いた治療の承認手続き
4種類すべてが先月11月にすべて無事完了し,
厚生労働省より御許可いただきました.
関係の皆様,この場をお借りして
御礼申し上げます.
ありがとうございました.

で,
病院や薬局で処方される医療用医薬品や,
市販されている風邪薬や胃腸薬などの一般用医薬品.
更には治療に用いられる機械器具類も
この法律で規制されます.

これらを製造販売する企業は許可の取得が必要に
なりますが,今回の事件では,コーヒーを用いたから悪いとか,
浣腸だから悪いとか,ではなくて,
この法律の認可を受けずに販売したために
罰せられるのです.

申請して許可されるかどうかは別として,
許可さえ受けていれば問題なかったのかなとも思います.
よほど酷い内容のものであれば,
許可されない可能性もありますが...


番組の中で私が問題にしたいのは,
焦点が改正薬事法違反であるにも拘らず,
コーヒー浣腸や腸内洗浄が,
まるで犯罪であるかの様にあつかい,

コメンテーターなどが,
荒唐無稽で危険な治療である印象を,
意図的に誘導していると感じたことでした.

コーヒー浣腸という治療を
私のクリニックで実施するつもりはありませんが,
この療法は海外のクリニックでは比較的
よく用いられている方法です.
日本の保険診療に無い治療でも,
世界ではごく普通に行われている治療は
たくさんあります.

にも拘らず
保険診療ではないから,
あるいは知らないからというだけで,
怪しい治療,
危険な療法と判断してしまうのは,
魔女狩りと同じ思想で,
科学的立場ではないと思います.

世界基準と日本の基準は異なることを知る
べきだと思います.

では,
エビデンスの無い治療は危険??
コーヒー浣腸や腸内洗浄とは??

明日次項で述べてみたいと思います.




投稿者 堂島ライフケアクリニック

アクセス



〒530-0002
大阪府大阪市北区曾根崎新地1-3-16京富ビル4F

お問い合わせ 詳しくはこちら